2007年 05月 19日
不都合な真実 |
昨日念願の「不都合な真実」というドキュメンタリー映画を観ました。これは
元アメリカ副大統領のアル・ゴア氏が訴えている、地球温暖化防止の講演
を世界的に活動している内容でした。実は選挙前に岡山で公開されていた
のですが、さすがに見る時間も無く、本だけ読んでいました。実に衝撃的な
内容で、本当にこのままでは温暖化によって大きな被害が出る。そんな内
容でした。詳しくは別記します。
3月議会の一般質問でもこの問題を取り上げましたが、岡山県はもとより日
本もCO2削減にはなかなか効果が上がっておらず、大変な問題になってい
るところです。
文明の発達した現代、便利さを取るのか自然環境を取るのか選択に迫られ
ているようです。
昨日でこの映画は終わりましたが是非、ビデオか本でご覧になってください。
おぐら弘行
<別記>
http://www.futsugou.jp/thescience/index.html
地球温暖化とは?
二酸化炭素を始めとする様々なガスは、大気中に太陽熱を閉じ込めることで自然に地表を暖めています。私たちが地球で暮らせるのはこのおかげです。しかし石炭、ガス、石油などの化石燃料の燃焼や森林の伐採によって、私たちは大気中の二酸化炭素量を劇的に増加させており、その一方で地球の気温は上昇を続けています。 大多数の科学者は地球温暖化がすでに起こりつつある現実であり、それが自然発生的な事象ではなく私たち人類の活動に起因するものだとの見解で一致しています。
*1 その厳然たる証拠を否定することはできないのです。
①私たちはすでに異変を目の当たりにしています。氷河は溶解し、動植物は生息地を追われ、 深刻な暴風雨や干ばつは増加しています。
②カテゴリー4および5のハリケーンの発生数は過去30年間でほぼ倍増しています。*2
マラリアがコロンビアのアンデス (海抜7,000フィート (約2,100メートル)) などの高地に広 まっています。*3
③グリーンランドの氷河の流出量は過去10年間で2倍以上に増加しています。*4
少なくとも279種の動植物がすでに地球温暖化の影響で両極方向に移動しています。*5
このまま温暖化が続けば、破滅的な事態が予測されます
④地球温暖化による死者数はわずか25年で倍増し ーー年間30万人に達します。*6
⑤グリーンランドと南極大陸の棚氷の消失により、全世界で海面が20フィート(約6メートル) 以上上昇して各地の沿岸部は壊滅的被害を受けます。*7
⑥熱波がその頻度と激しさを増します。
⑦干ばつや山火事が増加します。
⑧2050年までに夏の北極海から氷が消えます。*8
⑨2050年までに全世界で100万種以上の動植物が絶滅します。
私たちにはこの問題を解決することができます。そして私たちにはこの問題を解決する倫理的義務があるのです。日々の小さな努力の積み重ねが地球温暖化を防ぐ大きな力となります。この難題に立ち向かうために今こそ力を一つに合わせ、そして−− 行動を起こしましょう。
気候変動に関する政府間パネル (IPCC) によれば、この地球温暖化時代が「全て自然に起因するとは考えにくく」「証拠の考量が示唆するのは世界気候への明確な人的影響である 」
K・エマヌエル『過去30年間におけるトロピカル・サイクロンの逓増的破壊性』ネイチャー 436号: 686-688頁、2005年。
世界保健機関
W・クラビル、E・ハンナ、P・ユイブレシュト、W・アブダラティ、J・カペレン、B・セイト、E・フレフィック、S・マニゼード、C・マーティン、J・ソンタグ、R・スウィフト、R・トーマス、J・ユンゲル『グリーンランド氷床:拡大する沿岸部薄化』ジオフィジカル・リサーチ・レターズ 31号、2004年。
ネイチャー
世界保健機関
ジュリエット・アイルペリン『気候論争は回復不能な変化の問題へ』ワシントン・ポスト 2006年1月29日付、A1ページ。
ケンブリッジ大学出版局『北極圏温暖化の影響』北極圏気候影響評価、2004年。ミシー・アダムス『悪しき循環』タイム・マガジン 2006年3月26日号にも引用された。
デイヴィッド・ビャークリー『フィーリング・ザ・ヒート』タイム・マガジン 2006年3月26日号。
元アメリカ副大統領のアル・ゴア氏が訴えている、地球温暖化防止の講演
を世界的に活動している内容でした。実は選挙前に岡山で公開されていた
のですが、さすがに見る時間も無く、本だけ読んでいました。実に衝撃的な
内容で、本当にこのままでは温暖化によって大きな被害が出る。そんな内
容でした。詳しくは別記します。
3月議会の一般質問でもこの問題を取り上げましたが、岡山県はもとより日
本もCO2削減にはなかなか効果が上がっておらず、大変な問題になってい
るところです。
文明の発達した現代、便利さを取るのか自然環境を取るのか選択に迫られ
ているようです。
昨日でこの映画は終わりましたが是非、ビデオか本でご覧になってください。
おぐら弘行
<別記>
http://www.futsugou.jp/thescience/index.html
地球温暖化とは?
二酸化炭素を始めとする様々なガスは、大気中に太陽熱を閉じ込めることで自然に地表を暖めています。私たちが地球で暮らせるのはこのおかげです。しかし石炭、ガス、石油などの化石燃料の燃焼や森林の伐採によって、私たちは大気中の二酸化炭素量を劇的に増加させており、その一方で地球の気温は上昇を続けています。 大多数の科学者は地球温暖化がすでに起こりつつある現実であり、それが自然発生的な事象ではなく私たち人類の活動に起因するものだとの見解で一致しています。
*1 その厳然たる証拠を否定することはできないのです。
①私たちはすでに異変を目の当たりにしています。氷河は溶解し、動植物は生息地を追われ、 深刻な暴風雨や干ばつは増加しています。
②カテゴリー4および5のハリケーンの発生数は過去30年間でほぼ倍増しています。*2
マラリアがコロンビアのアンデス (海抜7,000フィート (約2,100メートル)) などの高地に広 まっています。*3
③グリーンランドの氷河の流出量は過去10年間で2倍以上に増加しています。*4
少なくとも279種の動植物がすでに地球温暖化の影響で両極方向に移動しています。*5
このまま温暖化が続けば、破滅的な事態が予測されます
④地球温暖化による死者数はわずか25年で倍増し ーー年間30万人に達します。*6
⑤グリーンランドと南極大陸の棚氷の消失により、全世界で海面が20フィート(約6メートル) 以上上昇して各地の沿岸部は壊滅的被害を受けます。*7
⑥熱波がその頻度と激しさを増します。
⑦干ばつや山火事が増加します。
⑧2050年までに夏の北極海から氷が消えます。*8
⑨2050年までに全世界で100万種以上の動植物が絶滅します。
私たちにはこの問題を解決することができます。そして私たちにはこの問題を解決する倫理的義務があるのです。日々の小さな努力の積み重ねが地球温暖化を防ぐ大きな力となります。この難題に立ち向かうために今こそ力を一つに合わせ、そして−− 行動を起こしましょう。
気候変動に関する政府間パネル (IPCC) によれば、この地球温暖化時代が「全て自然に起因するとは考えにくく」「証拠の考量が示唆するのは世界気候への明確な人的影響である 」
K・エマヌエル『過去30年間におけるトロピカル・サイクロンの逓増的破壊性』ネイチャー 436号: 686-688頁、2005年。
世界保健機関
W・クラビル、E・ハンナ、P・ユイブレシュト、W・アブダラティ、J・カペレン、B・セイト、E・フレフィック、S・マニゼード、C・マーティン、J・ソンタグ、R・スウィフト、R・トーマス、J・ユンゲル『グリーンランド氷床:拡大する沿岸部薄化』ジオフィジカル・リサーチ・レターズ 31号、2004年。
ネイチャー
世界保健機関
ジュリエット・アイルペリン『気候論争は回復不能な変化の問題へ』ワシントン・ポスト 2006年1月29日付、A1ページ。
ケンブリッジ大学出版局『北極圏温暖化の影響』北極圏気候影響評価、2004年。ミシー・アダムス『悪しき循環』タイム・マガジン 2006年3月26日号にも引用された。
デイヴィッド・ビャークリー『フィーリング・ザ・ヒート』タイム・マガジン 2006年3月26日号。
by oguchaimu
| 2007-05-19 09:17